【 "秋の沙、茜、ノスタルジア" Detail 】
【Date:2010/9/25】
歌:初音ミク 作詞:Twilight Rainbow
作曲:Twilight Rainbow
編曲:Twilight Rainbow

『沢に流るる小石の如く この身は削がれゆく
やがては砂と塵 人知れず消え 大地に還るのみか』

かつて貴方が幼き頃に 見た全ての景色が
今も美しき儘 在り続けては その心が苛んでいる

淀みを全て押し流したような 雨上がりの夕暮れ
ほんの少しの寒さと切なさが 今 その胸に満ちる様
貴方が怯える 未来の不安を
今は 今は
忘れて 見上げて


『想いを奏で 言の葉紡ぎ 憧れを描いては
この両足で立つ大地ですらも その成れの果てと知る』

嗚呼 けれど未だ 心の奥に小さな火種が見えた
今はただ守り抜け その情熱も
やがて燃え上がる時が来よう

願いも欲も溶かしていくような この澄み渡るそよ風
冷めた想いも 煽りを受けて今 明かり その胸に灯る様
貴方が背負った 背中の荷物も
今は 今は
降ろして 見上げて


『私の描く 私は何処
未来(そこ)で呼吸(いき)を続けていますか』
耳を澄まそう その応えなら
貴方の中で 響き続くよ

目蓋をひらけ そこには限り無い 突き抜けるような大空
歩む気力を見失った夢も まだ歩けるさ 信じよう
貴方が抱えた 想いは捨てずに
今は 今は
大事に
貴方が夢見た 場所に届けよう
重ねてゆく 自分の世界を