【 "秋煙" Detail 】
【Date:2012/12/5】
歌:巡音ルカ
作詞:Twilight Rainbow
作曲:Twilight Rainbow
編曲:Twilight Rainbow

点けては揉み消す口先の火が
揺れ惑う世界を創る
儚いことと知っていたでしょう
一吹きで消える戯言

自らを穢して止まない快楽
胸の底に溜り剥がれぬ憂鬱
一つ 一つ 混ぜ合わせて
踊りましょう 燃え朽ち行く黄昏で

金木犀の甘い香りにはもう
酔い痴れられない私が此処に居ただけ
冷めた視線と 煙たい性
燃えカスの首が落ちるまで


好んで掃き溜めに屯する
残骸達の囁きと
合理の殻で覆われた虚偽
整列した穂の糾弾

秋雨の雲に隠された満月
粉々に砕かれた後の新月
撓わ 実る果実の香で
誤魔化す様に 消し去られた腐臭が

操り人形師の手の下で
悲哀なる喜劇を演じ続けた日々を
憂いて逃げて 縋ったのは
違う誰かの操り糸


静まる長月夜 咳の音ひとつ
美しくもない命が ただ灰に還り
やがて忘れ去られるだけの事
ただ それだけの事なのでしょう


廻る廻る輪廻 人 廻り
『季節』『流行』『歴史』『命』嗚呼、止めど無く
流れることに疲れただけ
君がそれを罪と呼んでも