歌：巡音ルカ
作詞：Twilight Rainbow
作曲：Twilight Rainbow
編曲：Twilight Rainbow

抱え込んだ想いを　一つずつ置き去り
巡る旅路のその途中で　辿りついた
埋もれた記憶たちが　凍りつく凍原
もう戻らない暖かさに　立ち竦んだの

汚れたこの両手じゃ　触れ得難い程に
無垢に透き通る過去が　美しく煌く

進むのを怖れたのは　俯く瞳に
鮮やかに笑む君が　愛しく映るから


妄想に抱かれるのは　居心地がいいから
いっそこのまま鼓動さえも　止まればいい
移ろいゆく景色に　憂いが芽吹くから
きっと誰もが遠い空を　見上げるのかな

花の香が満ちる春　争い続く夏
標を失った秋　幾度も繰り返す

雲を裂いた春風に　融け出す凍原
目を逸らした奥底　それさえ暴く様に


心根踏み躙る足も　裏切りを振り翳す腕も
欺く事を止めない声も　その全てが命だと


泥に混ざりゆく雪で　この靴を汚して
踏み出すその一歩さえ　怖れながらでも

行こう

旅路は続くよ　あの丘を越えて
脈打つこの命に　答えなど無くとも

心一つ携えて　地に還る日まで
遠ざかりゆく現在と　再び逢う日まで